【勉強法】最高の成果を出す勉強の仕方とは|勉強の成果は時間×集中×工夫の方程式

勉強ライフ

勉強時間だけに意識が向いていませんか

中学校・高校の定期テストや大学受験、資格試験や昇進試験など、勉強というものが学生、社会人問わず必要とされています。

では、どのような勉強の仕方をすれば、勉強の成果を高めることができるのでしょうか。

勉強の成果を上げる方法1:時間をかける

学校の定期試験でも大学受験でも資格試験でも勉強には一定の時間が必要です。

司法試験や公認会計士試験だと最低でも1,000時間以上の勉強時間が必要だといわれています。また、大学受験も高校生活3年間の勉強の成果が問われているわけですから、合格のためには多くの時間を費やす必要があります。

ただ、テストの成績や試験の合否というのは実際にテストを受けてみないとわかりません。

勉強が辛いのは成果がみえにくいからという面もあると思います。

そのため、日々の勉強の成果というものは自分で測っていかなければいけません。

多くの人は、1日に何時間勉強したかで日々の勉強の成果を測っているのが現状ではないでしょうか。

勉強の成果を上げる方法2:集中する

勉強の成果の自己評価として、たとえば

Aさん👧「テスト週間に毎日5時間勉強したから対策はバッチリ!」

とか、逆に

Bくん👦「全然勉強できなかったから自信がない」

などのセリフは、時間を目安に勉強の成果を測っている人がいいそうなセリフです。

ですが、勉強の成果は時間だけでは測ることはできません。

同じ1時間勉強したとしても、集中した1時間と集中を欠いた1時間では当然ながら、勉強の成果は違ってきます。

そのため、集中(集中力)も勉強の成果に影響する大事な要因だといえます。

ついつい時間で勉強の成果を測っているとしても、勉強には集中力が大事だということは、多くの人が認めるところだと思います。

勉強の成果を上げる方法3:工夫する

ですが、勉強の成果に大きな影響があるものの、多くの人が見逃している要因がもう1つあります。

それが勉強の仕方を工夫することです。

ですから、勉強の成果は勉強時間と集中(力)と工夫の方程式として、「時間×集中×工夫」の3つの要因が影響しあった結果としてあらわれてきます。

勉強の成果=時間×集中×工夫

勉強時間が作業の量(勉強の量)だとすれば、勉強における集中力は作業時間あたりの効果(勉強時間あたりの効果)をあらわします。

これに対し、勉強の仕方を工夫することは作業の効率(勉強の効率)を意味します。

効率というのは効果と似ていますが、時間あたりの効果をあらわす集中の結果を補足(サポート)し、ポカ(=ミス)をなくし、勉強で覚えなくてはいけない内容自体を大幅に削減し、必要となる勉強時間を短縮するような活動をここでは指します。

勉強の仕方の工夫の例1:語呂合わせ

具体的には、たとえば歴史などにおける語呂合わせは、単純に年号を暗記するのに加えて覚えておけば、ポカ(=ミス)の典型である「ど忘れ」を予防できます。

よくテストでの失敗を「ど忘れしたー」という人がいますが、これは覚えたはずなのに思い出せないというミスを避けるためのヘッジ(保険)をかけていないために起こるものです。

普通の暗記方法に加えて、語呂合わせでも覚えておけば、そのようなミスはなくなります。

また、語呂合わせの良いところとして、思い出したことが「正しかったかなー、どうかなー」ということがなくなるということがあります。

語呂合わせのフレーズからたどって再現した知識は、そういった不確実さをなくしてくれますので、自信を持って答えることができるようになります。

勉強の仕方の工夫の例2:毎日決まった科目・内容から始める

また、毎日決まった科目・教材から勉強を始めると決めて勉強することは、勉強を始めるのに必要な「えいやっ」という気持ち(「勉強をやるぞ」という気持ち)にそれほどエネルギーを割くことなく勉強を始めることができます。

勉強の仕方の工夫の例3:音声教材の活用

さらに、たとえば音声教材を活用し、行き帰りの通勤・通学のときに聴くようにすれば他の人が勉強していない時間に勉強でき、細切れの時間を活用することで、勉強時間の量を増やすこともできます。また、音声教材を始めるのは、スタートボタンを押すだけなので、勉強を始めるハードルが低いというメリットもあります。

ちょっとマニアックかもしれませんが、音声教材を1.5倍速2倍速(ひいては3倍速4倍速)で聴く(速聴する)ことで、勉強時間の短縮、(意識してきかなければならないため)集中力の増加、速いスピードに慣れることで頭の回転自体が速くなる効果なども期待できます。

また、音声教材自体がない分野では、自分で録音することで読んで覚える効果まで期待できます。

4倍速なんてとても聴きとれないという人もいると思いますが、音声教材の音声にあわせてテキストを読み進めていくことでついていくことは可能です。4倍速の音声にあわせて読んでいくことで強制的な速読状態になります。慣れないうちは2倍速くらいから順番にスピードアップしていきます。

勉強の仕方の工夫の例4:知識を構造化してまとめ上げる

あと、質問としてきかれる知識を単に理解して、覚えていくのではなく、知識を構造化するという工夫も必要です。

基本的にテストというのは出る範囲がわかれば、あとはその範囲内の知識を覚えるだけです。

ですが、単に授業を受けただけでは、出題される明確な範囲というのはわからないのが普通です。

そこで、出題される全体像を明確に描くために、得た知識を構造化していく必要があります。

具体的には、詳細な目次を作っていくようなイメージです。

ある分野についてどういうバリエーションの問題がありえるかということをツリー形式マインドマップ形式などで記述し全体像を把握するようにします。

その試験についての全体像が把握できれば、後はその範囲内の内容を覚えていくだけです。

勉強の仕方の工夫のための方法のまとめ

・語呂合わせを活用する

・毎日決まった科目・教材から勉強を始める

・音声教材を活用する(ない場合は自作する・速聴する)

・知識(出題範囲)を構造化する

以上のような、工夫を全部やっている人とまったくやっていない人では同じ勉強時間、同じ集中力でも勉強のパフォーマンスには大きな差が出てしまうのは明らかです。

勉強時間、集中力に加え、工夫を意識した勉強をこころがけましょう。

なお、時間、集中、工夫のほかに勉強の成果を決める要素として、「運」や合う・合わない(向く・向かない)といった「相性」も確かにあります。

同じような努力をしていても、わずかな運の違いで結果に違いが出ることはあります。

また、取り組んでいる内容に向いている人と向いていない人では結果に違いが出てくるのは、しょうがない面もあります。

ですが、これらの違いが問題となるのは時間、集中、工夫をすべて行った上での話です。

「運」や「相性」などの問題を口にできるのは、やることをやり尽くした人だけです。

「人事を尽くして天命を待つ」というスタンスで勉強には望みたいものです。

なお、「相性」の悪い(向いていない)ことをずっと続けるよりは早いうちに見切りをつけたほうがいいことも中にはあります。これは方向性の転換の話として、下記でまた考えます。

時間、集中、工夫のほかの第4の要素

勉強の成果は、基本的に時間と集中と工夫の方程式により決まりますが、出た結果の「善し」「悪し」を決めるもう一つ重要な要素があります。

それが方向性です。

たとえば、時間と集中と工夫を駆使して、がんばって資格を取得したとしても、その資格が技術の進展や時代の流れで陳腐化・不適応化して使えないものとなってしまっては、せっかく資格を取得しても意味がなくなってしまいます。この場合、結果が「善い」とはぜんぜんいえません。

がんばりや努力が花開くかは、正しい方向を向いているかにかかっています。

経営学では会社の方向性を決めること戦略といいますが、正しい戦略を立ててこそ、結果はついてくるものです。

勉強でいうと、定期テストなどの与えられた目標を達成するためには、戦略を立てる必要性は薄いといえます。

ですが、資格の取得や昇進試験、どの大学、どの学科を受けるかといったことは、努力に見合った成果を得るためには、自分の方向性として正しい目標を立てる必要があります。

勉強に対するスタンスの変化

世代間対立のようには考えたくありませんが、平成生まれの学生1,000人以上と接してみて、勉強というものに対するいわゆる「がむしゃらさ」は昭和時代のほうがあったように思います。

これはベビーブーム後の少子化や平成に入ってからの新大学や新学部・学科の設立および志望者が減ったにもかかわらず定数を維持したことなどの影響で、昭和時代のほうが競争が激しかったことも原因だと思われます。

そういった意味で、勉強の成果をあげるための時間や集中や工夫については、昭和時代の学生のほうが得意なような気がします。

昔は今よりも正解が何かわかっている問題や課題が多く、努力が結果に現れやすかったため、学生も素直に努力できたのだと思います。

一方で、平成生まれの学生は勉強の成果を上げるための3要素の点では、競争環境にあわせて「ゆるく」はなっているものの、方向性を見据えることに関しては昔よりも敏感になっているように思います。

それはインターネットの広がりなどで早い段階から多くの情報に触れ、自分が目指す先の出来事を実際に体験している経験者の声を聴く機会が増えたことで、方向性について考える機会が増加していることが原因かもしれません。

このような変化は昭和と平成というくくりでバッサリと切れるものではなく、その前後のどこかの時点から生じて(少しずつ進んでいくような漸進的で連続的な)スペクトラムな変化なんだと思います。

将棋や野球などで若くして大きな成果をあげる人が増えているのも、若いうちから方向性を定める機会や情報が増えていることも一因といえると思います。

成果を出すための勉強法(まとめ)

以上から、勉強の成果を上げるためには、時間、集中、工夫に加えて、方向性を正しく定めて、目標に向かっていくことが必要だといえます。

順序としては、計画段階方向性を定め、その後の実行段階時間、集中、工夫を活かしていくことになります。

勉強の成果を上げる方程式

①正しい方向性

②時間×集中×工夫

そして、このことは勉強のみならず、仕事や趣味など人の活動全般にいえることだと思います。

成果を出すための勉強法のPDCAへのあてはめ

計画や実行というのは仕事における業務プロセスの進め方であるPDCAの要素なので、この勉強法をPDCAのサイクルに則して考えてみます。

まず、P(Plan:計画)の段階で正しい方向性を定め、D(Do:実行)の段階で時間、集中、工夫に注力することになります。

また、C(Check:評価)の段階では、時間、集中、工夫のそれぞれについて達成度を評価します。また、この段階では方向性が正しいかどうかも再検討することになります。

そして、これらの評価結果を受けて、最後のA(Action:改善)において改善できることがないかを検討し、次の計画へとつなげていくことになります。

なお、「相性」が悪く、この方向性だと成果が見込めないと判明した場合は、方向性を転換することも検討します。

以上が最高の成果を発揮するための勉強の仕方のお話になります。