結婚の早い職業とは?医師や公務員の婚期は早い?

ビジネスライフ

医師や公務員は結婚が早い!?

周りを観察していると学生結婚している医師をチラホラ見かけます。他の学部の卒業生よりは多い印象を受けます。

また、公務員についても、こちらは学生結婚というわけではありませんが、結婚の時期が早いイメージです。

実際、あるランキングでは、男性の結婚しやすい職業ランキングで、医師と公務員はそれぞれ2位と3位に入っていました。

職業別の婚期に関する直接的なデータはネット上に見当たらなかったため、医師や公務員は結婚が早い職業であると仮定して、その理由を考えてみたいと思います。

婚期が早くなる(であろう)理由

安定している公務員や高収入とされる医師が女性からモテるため、結婚しやすいというのは当たり前といえば、当たり前ですが、医師や公務員本人たちについても、結婚を意識する時期が他の職業に比べると早い気がします。

その理由は、医師なら医学部に入る段階、公務員なら公務員試験に合格して、就職先が決まるタイミングで、その先の人生の目処(メド)がある程度立つからだと思います。

公務員の仕事はよくいわれるように安定していますし、勤務時間も他の仕事と比べれば短いことが多いです。

また、公務員の仕事は仕事内容が法律で決まっている業務が多く、たとえそうでない場合もOJT(職場内教育訓練)やOff-JT(職場外での研修などによる教育訓練)が民間に比べると充実しているため、仕事外で自らスキルを高めていくといった必要性を感じる機会が少ないと思われます。

また、医師も仕事は忙しいかもしれませんが、大学で医学を学び、さらに研修医として見習い期間を過ごすという非常に充実した研修制度(OJT・Off-JTの制度)があるため、キャリアアップ自体はそのレールに沿って進んでいけば問題はありません。

加えて、医師や公務員は当人にとってもいわゆる「憧れの職業」であることが多く、「この道でやっていくんだ」という気持ちでキャリアをスタートするため、転職などの脇道に意識が向かうことなく、次のステップである結婚に意識が向きやすいのではないかと思います。

これに対し、たとえば他の資格職で比べてみると、弁護士や公認会計士などはそもそも大学在学中に合格する人は少数派なため、その分、結婚の時期は遅くなります。

また、最近は企業内弁護士なども増えてはきましたが、合格後も最終的に独立開業する人の割合も医師に比べると多く、独立のための準備やそのためのスキルアップが働くようになってからも求められます。

医師との対比でいえば、研修については、弁護士は司法修習制度、公認会計士は補修所という公的(または準公的な)仕組みがありますが、研修医のようにすべての科のOJTを順繰りに受けてから配属先を決めるほどの手厚さはありません。そのため、医師は研修医の期間が終わるタイミングですべての科を一通り経験してから、進路を決めればよいですが、弁護士や公認会計士は、全部の業務を研修の身分でOJTで学べるほどの環境は整備されていないため、就職時やその後の仕事を通じて自分で身のフリを考えていかなければいけません。

また、民間の仕事についても考えてみると、営業職やエンジニアなど他の民間の職種は医師や公務員に比べると転職という選択肢を選ぶ人の割合が高く、将来の不安定さが(相対的にですが)高くなります。

また、社内の競争も民間のほうが相対的に激しいと考えられるため、そういった意味でも、仕事をしながら自らの方向性を模索していく必要性があります。

そういった意味で、医師や公務員以外の場合は、日々の忙しさや将来に対する不確実性のため、なかなか結婚に意識が向かず、結果的に医師や公務員の婚期が他の職業に比べ早くなるのではないでしょうか。

このような理由で医師や公務員は結果的に結婚が早い職業になっているのだと思われます。

婚活に向いているのはマルチタスク脳

また、将来のキャリアについて思い悩むことが少ないということも医師や公務員が結婚が早い職業になる理由になります。

よくいわれることですが、男性はシングルタスク脳であり、女性はマルチタスク脳が多いとされます。

ここでいうシングルタスク脳とは一点集中型で一つ一つ仕事を片付けていくことを好む人・性格をいい、マルチタスク脳とは同時進行型で複数の仕事を同時にこなしていくことが得意な人・性格を指します。

結婚のための意識を持ち、婚活を進めていくには、ある程度時間や労力といったリソース(資源)を費やす必要があるため、日々の仕事と婚活の間にはマルチタスク的な関係があります。

(別にその人にとって、早く結婚するのが良いわけではないですし、必ずしも結婚しなければならないわけではありませんが、)結婚を希望するなら、仕事と同様に婚活やお付き合いについても、きちんとタスクとして捉えて取り組んでいく必要がありそうです。

そのため、もともとはシングルタスク的な性格でマルチタスク的な処理が不得意であったとしても、仕事と婚活の両立のためには、婚活もタスクの1つとして捉えマルチタスク的な振る舞いを意識していく必要があるのかもしれません。

医師や公務員の仕事がラクというわけではありませんが、将来のキャリアについて思い悩むことが少ないという意味で、結婚に割けるリソースが多くなる分、医師や公務員の婚期は早くなっているのかもしれません。

(おまけ)医師や公務員と結婚したいなら

医師や公務員の婚期が早いとすると、年齢のバランスからすれば、医師や公務員と結婚したい人もそれだけ早く婚活を始める必要があるといえます。

ただ、医師も公務員も学生時代の知り合いを除けば、仕事の関係者と結婚することが多いです。

医師は医者同士や看護師と結婚し、公務員も公務員同士で結婚するという組み合わせが多くいます。

ですから、医師や公務員と結婚するための王道は、自分も医者・看護師や公務員になることです。

これに対し、王道じゃないやり方としては、医師の場合難しいかもしれませんが、公務員狙いなら、(形だけでも)公務員の予備校に通うことです。

公務員予備校には公務員の卵たちがたくさんいます。

そこで相手を見つけるのも一つの手だと思われます。(同じやり方は司法試験予備校や公認会計士・税理士などの専門学校でも可能です。)

もちろん予備校でちゃんと勉強して、自分も公務員なるのが一番なのはいうまでもありません。