投資ライフ

初心者トレーダーのためのトレード入門

トレード入門

トレード(トレーディング)の意味

トレードとは、日本語では投資や投機といわれます。

英語だと投資はインベストメント(Investment)、投機はスペキュレーション(Speculation)であり、英単語的にはトレード(Trade)は取引や貿易という意味ですが、株式投資やFXの世界では、投資や投機の意味でトレードやトレーディングという単語は用いられることが多いです。

投資と投機の違いですが、どちらも株や為替の将来の価格変動から利益を獲得するために資金を投入することです。

両者の違いは、投機は投資よりもより比較的短期間の取引を意味する点にあります。

ただ、投資については、社会に役立つ有望な企業を応援し、長期に渡り育てていくという意味で投機よりも高尚かのようなニュアンスで語られることもあります。

ですが、金やFXについても「金投資」や「外貨投資」というような形で投資という用語は使われます。

金の成長を「応援」したり、外国通貨を発行している国を「育てよう」として投資をする投資家は存在しませんので、投資にそこまでの高尚な意味合いは一般的には含まれないと考えるべきです。

ですから、投資と投機は必ずしもきっちりと線引できるものではなく、比較的短期の取引が投機、中長期のものが投資くらいのイメージが妥当だと思われます。

ここでは投機と投資をひっくるめてトレードとよんでいます。

トレードの対象

コーポレートトレードの対象には、株、債券、金利、不動産、為替、商品、仮想通貨などがあります。

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トレードの分析手法

トレードの分析手法には、何に注目するかという点で、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析に分けることができます。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析は、GDP成長率や失業率、ROEやPERなど国や企業の基礎的条件に注目して分析する手法です。

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テクニカル分析

一方、テクニカル分析とは、価格のグラフであるチャートや価格を加工したオシレーターなどの指標に注目して分析する手法になります。

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トレードの実行方法

メカニカルまた、トレードの実行手法には、どのようにトレードを実行するかという点で、裁量トレードとシステムトレードに分けられます。

裁量トレード

裁量トレードとは、主観を取り入れてトレードを実行する方法です。

裁量トレードでもルールに基づいたトレードをすることもありますが、相場観などの主観的要素は完全には排除されません。

そういった意味で、主観を取り入れたトレードが裁量トレードになります。

システムトレード

一方で、システムトレードは、主観を排除した機械的なルールによりトレードする方法になります。

分析の段階から、数式化されたルールにより客観的に検証を行い、検証結果に裏付けされた売買ルールの組み合わせであるシステムにしたがって機械的に取引をしていきます。

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トレードの留意点

メンタルトレードで気をつけるべきこととして、よく軽視されがちなものとして、心理的な要因とポジションサイジングがあります。

トレードの心理

トレードの心理がもっとも重要になるのは、裁量トレードです。

喜怒哀楽などのさまざまな感情の中でも特に欲望と恐怖と上手く付き合うことがトレーダーには必要です。

裁量トレードは、仕掛けや手仕舞いのタイミングをシステムトレードと比べ自由に決められるがゆえに、感情の影響を排除する必要があります。

また、システムトレードは、事前に決めたルールに基づいて機械的に売買すればよいため、心理要因を考えなければいけない度合いは裁量トレードと比べれば低いといえます。

ですが、システムトレードでも、負け続けたシステムを停止する場合などでは、恐怖心と戦う必要があるため、完全には心理的要因から自由にはなれません。

ポジションサイジング

ポジションサイジングとは、1回のトレードでどのくらいかけるかを決めることです。

ポジションサイジングがまずいとトータルで勝てている戦略でも、破産するリスクが高まってしまいます。

トレーダーにとって一番避けなければいけないのは、破産してしまうことです。

この破産リスクを避けるためには、ポジションサイジングを考え、なるべく小さい単位で取引する必要があります。

特に先物やFXなどのレバレッジをかけられる金融商品の場合、破産リスクは急激に高まります。

レバレッジのコントロールを学ばずに、先物やFXを取引することは絶対に避けましょう。

以上が初心者トレーダーのためのトレード入門に関するお話です。