【就職活動のやり方】就活面接対策のコツと方法21
就職できる!就活面接対策のコツと方法
大学生が就職活動をするにあたって、気をつけたい面接試験対策のコツと方法をまとめてみます。
面接前の準備・心構えのコツと方法
面接のコツ1:1人で面接の練習をする
面接練習の基本は、1人で面接の練習をすることです。
大学の就職支援室などで面接練習をしてくれることもありますが、その場合も1人で練習することは必ず必要です。
1人で練習する手段として、たとえば、鏡の前で自己PRをしてみる、スマートフォンなどで録画して自分を客観視するというやり方も有効です。
面接のコツ2:友人や家族と面接の練習(模擬面接)をする
また、友人や家族と模擬面接をするという方法で面接の練習ができれば、それだけ練習の回数を増やすことができ効果的です。
面接のコツ3:ハローワークも活用する
ハローワーク(◯◯県新卒応援ハローワーク)の面接トレーニング(予約制)を利用することもおすすめです。
ハローワークは、社会人の転職者の支援だけでなく、新卒向けの就職支援対策のアドバイスもしてくれます。
新卒応援ハローワークは、各県ごとに1~3ヶ所設置されています。
面接のコツ4:志望先の資料を読み込む
志望先の企業や組織の業績や資料、戦略や組織図などは少なくともパンフレットやWebサイトに記載されている程度の情報はしっかり読み込んでおきます。
企業の組織図などをみながら興味のある部署・仕事をリストアップもしておきましょう。
面接のコツ5:具体的なエピソードを3つ用意する
相手に必ず伝えたい具体的なエピソードを最低3つは準備します。
できれば、学業(勉強)、部活動(サークル活動)、ボランティアそれぞれに具体的なエピソードを準備しましょう。
では、どうすれば具体的なエピソードになるのでしょうか。
その方法はエピソードの中に数字(何年間や何回など)や固有名詞などを入れることです。
数字や固有名詞を入れて話せば臨場感が増し、エピソードに具体性を持たせることができます。
面接のコツ6:想定問答を準備しておく
想定される質問については、なるべく多く準備しておきましょう。
特に、志望動機、力を入れてきたこと、自己PRは必ずといっていいほどきかれるので特に重要です。
力を入れてきたこと、自己PRについては、仕事に必要な協調性やストレス耐性があることを示すように心がけましょう。
そのためには、自分1人で成し遂げたことだけでなく、仲間とともに成し遂げたことも話せるようにしておきましょう。
面接のコツ7:入退室の所作(動き)も練習しておく
入室から着席までの流れ
- ゆっくり間隔を空けて面接官に聞き取りやすいノックします(面接官が気づく強さで3回(もしくは2回)ノックするようにします)
- 「どうぞ(お入りください)」といわれてから、ドアを両手で静かに開け、面接官の方を向き軽く会釈(またはアイコンタクト)をして入室します
- ドアを両手でゆっくり閉めます(カバンを持っているときは片手でも良いですが、手はそえるようにしましょう)
- 入室後、面接官の方を向いて、元気に「失礼します」とあいさつし、礼をします(礼をするときは、男性の場合、指先に力を入れて、指を伸ばすときれいにみえます。女性の場合は、おへその下あたりで軽く指を合わせて組みながら礼をします)
- イスの横(基本は左側)まで進みます(カバンを持っているときはイスの横に置く(荷物置き場の指示がない場合))
- 面接官に「受験番号○○○○番、○○です。よろしくお願いします」と元気よくいって礼をします
- 面接官から「どうぞ(おかけください)」といわれたら、「(はい、)失礼します」と答え、着席します
- 座るときは正しい姿勢で座ることを心がけます(頭の天辺から引っ張られているイメージで座り、イスと背中の間は拳一個分空けるようにします)
面接終了から退室までの流れ
- 面接官から「これで(面接試験を)終わります。」などと面接の終了を伝えられます
- イスの横に立ち「(本日は貴重なお時間をいただき、)ありがとうございました」とあいさつし、深く礼をします(カバンは礼の後に持つようにします)
- ドアの横まで歩いて、全身を面接官のほうへ向けます
- 「失礼します」とあいさつし、再び礼をします
- ドアを開け、面接官の方を向いて軽く会釈をしてから退出します(目は無理にあわせる必要はありません)
面接における態度・回答のコツと方法
面接のコツ8:回答は結論から話す
結論+理由(具体的なエピソードを添えて)の順番で話すようにします。
たとえば、自己PRでは、「私は体力に自身があります(結論)2年間毎日2キロのジョギングを欠かさず行っています(理由)」というように結論+理由で話します。
面接のコツ9:回答はなるべく仕事にからめて答えるようにする
面接というのは、翌年の4月から一緒に働いていける仲間かどうかを判断するための場です。
そのため、面接の回答は、なるべく仕事に絡めた形になるように準備しましょう。
たとえば、長所だったら、仕事に活かせる長所として答えるべきですし、自己PRだったら、仕事に役立つ自己PRとして答えるべきだといえます。
面接のコツ10:声の大きさや表情にも気を配る
人の印象は話の内容だけではなく、表情やジェスチャー、話し方、声の大きさ、トーンなどの影響も大きく受けます。
あいさつや受け答えははっきりした声でするようにします。
面接のコツ11:断定的な「です・ます調」で話す
あいまいな受け答えは面接官に自信のない印象を与えてしまいます。
丁寧に話すためには「です・ます調」で話す必要がありますが、自信があるように見せるために断定的な調子で話すようにします。
たとえば、「私の長所は○○だと思います」とはいわずに、「私の長所は○○です」と丁寧でありながらも断定的に話しましょう。
面接のコツ12:適切な言葉を使う
慣れないうちはどうしても口語的な話し方になってしまいます。
たとえば、「俺」「僕」(=私)、「とか」(=など)、「っていう」(=という)など日頃の話し方はふとした拍子に出てしまいがちですので、気をつけましょう。
面接のコツ13:笑顔はあっていいが、不要な笑顔もある
自然な笑顔は面接の場でも、いい印象を与えますが、中にはよくない笑顔もあります。
それは「ごまかし」のためにする笑顔です。
答えにつまったり、困ったりしたときに、思わず笑顔になる人がいますが、それは面接官によい印象を与えません。
そのようなときは笑顔に逃げずに、真面目に考えてから答えるようにします。
考えている間の「間(ま)」が悪い印象となることはありませんので、きちんと考えてから答えるようにしましょう。
面接のコツ14:つなぎ言葉は「はい」がいい
話と話とつなぐ「つなぎ言葉」として、「えー」や「あのー」などを無意識に使ってしまう人がいます。
そのような場合は、「はい」と意識していうことで、不要なつなぎ言葉を使わないようにしましょう。
回答するときに「はい」と答えてから回答するとリズムが良くなる効果もあるので、おすすめです。
また、このようなつなぎ言葉は沈黙に対する不安からきていると思われますが、面接官としては適度な沈黙はそれほど気になるものではありません。
それを知っておくだけでも緊張を和らげることができると思います。
面接のコツ15:時間稼ぎはオウム返しで
質問に対してすぐには答えられない場合は、オウム返しで質問の内容を繰り返して時間を稼ぐのも一つの方法です。
たとえば、「あなたの○○は何ですか」との質問には、「はい、私の○○は~」とオウム返しで答えて、考えを整理しながら答えます。
面接のコツ16:知らないことは「わかりません」+α
考えても答えが出てこない(=知らない)ことは素直に「わかりません」といいましょう。
一番よくないのは沈黙したまま押し黙ってしまうことです。
ただ、単に「わからない」で終わらず、「勉強します」「調べてみます」など前向きな姿勢を示すことも必要です。
また、ボランティア経験がないにもかかわらず、ボランティアについてきかれた場合、ただ単に「していません」で終わるのではなく、アルバイトやサークルなどで自発的に行動した経験などを簡単に話すなどしたほうが望ましいです。
同様に、「今日の朝刊で気になったニュースはありますか」という質問があった場合も、単に「読んでいません」とするのではなく、「少し前のニュースなのですが」と断った上で気になるニュースを説明できたほうが印象は良くなると思われます。
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面接のコツ17:ときには再確認もアリ
質問を忘れてしまった場合は、ごまかさずに再確認しましょう。
「誠に申し訳ありませんが、もう一度質問していただいてもよろしいでしょうか」と丁寧にお願いします。
面接のコツ18:圧迫面接にはYes but法で
否定的なことを言われた場合、一旦認めてから反論するか、またはやんわりと否定してから理由を述べようにします。
たとえば、「○○という性格はこの仕事に向いていないのではないですか」と言われた場合、「(一見すると)○○という性格は御社の仕事に向いていないように思われるかもしれません。しかし~」とYes but法で反論するか、「私の○○という性格は御社の仕事に向いていると思います。なぜなら~」と相手の意見をやんわりと否定してから理由をきちんと述べるようにします。(相手の意見を否定する場合は断定を避けるようにします。)
面接のコツ19:面接官全員に見られていることを意識する
面接官が複数いる場合、面接会場では質問をした人だけでなく、面接官全員に目を配りながら回答するようにします。
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集団討論のコツと方法
面接のコツ20:集団討論ではあいづちやマナーにも気を配る
集団面接では他の受験者が話している内容にあいづちを打つなど、話を聞く姿勢を示すようにします。
自分の順番が終わっても気を抜いてはいけません。
集団討論での学生同士の会話でも、マナーや姿勢に注意しましょう。
志望動機や自己PRなどを事前に書いて提出する場合のコツと方法
面接のコツ21:文章でも具体的なエピソードを書くことを心がける
書いていく順番は、面接時の会話と同様に、「結論+理由」となるように結論から書くようにします。
志望動機や自己PRを書く場合、具体例(具体的なエピソード)を用いて説明します。なるべく入社後の仕事につなげて書くようにします。
一文一文はなるべく短くなるように書きます。(一文は長くても50文字以内を心がけます)文面は「です・ます調」で統一します。
あらかじめ書いてから提出する場合は、多くの人に読んでもらって意見をきいてみましょう。また、(可能な場合は)コピーをとっておきましょう。
就職活動における面接のコツと方法に関するお話は以上になります。