地方上級の経営学対策【自治体別の出題傾向】
地方上級(都道府県・政令指定都市)の公務員試験でも、経営学が選択科目として出題される自治体があります。この記事では、地方上級における経営学の出題状況・傾向・対策法を解説します。
地方上級における経営学の出題状況
地方上級は都道府県・政令指定都市などが独自に行う採用試験であり、試験の構成や科目は自治体によって大きく異なります。経営学の出題については、大きく分けて次の3つのパターンがあります。
| パターン | 内容 | 自治体の例 |
| 選択科目として出題あり | 経営学が専門試験の選択科目の1つとして出題される | 一部の都道府県・政令市 |
| 出題なし(他の科目に集約) | 専門試験に経営学が含まれていない | 出題科目が限定されている自治体 |
| 教養試験のみ(専門なし) | 専門試験がなく、教養試験のみで採用 | 一部の自治体・SPI採用など |
受験する自治体の試験要項を必ず確認し、経営学が出題されるかどうかを最初に把握することが重要です。経営学が出題されない自治体では、当然対策は不要です。
地方上級の経営学の出題傾向
地方上級で経営学が出題される場合、全体的な傾向として次のことが言えます。
- 試験タイプ別の出題数:全国型2問・関東型2問・中部北陸型0問(全国型は全問必須回答・関東型は50問中40問を選択回答)
- 国税専門官ほど深い知識は求められない傾向にある
- 標準的な頻出テーマ(経営管理論・経営組織論・マーケティング論など)が中心
- 特定の自治体に特有のテーマが出題されることがある
地方上級の過去問や情報サイトなどにあたり、自分が受験する自治体の出題傾向を事前に収集することが対策の第一歩です。
地方上級の経営学対策のポイント
志望自治体の出題実績を確認する
地方上級は自治体ごとに出題傾向が異なるため、志望する自治体の過去問を入手して出題テーマを確認できるのが理想です。専門予備校の情報や過去問集、情報共有サイトなどを活用して「よく出るテーマ」を特定することができれば効率的に学習を進めることができます。
ただ、自治体ごとの過去問情報はなかなか入手しづらいため、情報収集が難しい場合は国税専門官・財務専門官向けの勉強で代替します。
重要なの頻出テーマから始める
地方上級においても、経営管理論・経営組織論・経営戦略論・マーケティング論という頻出テーマは共通しています。頻出事項の知識をしっかり押さえた上で、(可能であれば)志望自治体の特有テーマを補完するという学習順序が効率的です。
国税専門官との併願を考えている場合
国税専門官・財務専門官との併願を考えている場合、経営学の学習投資は両方の試験に活かせます。ただし、地方上級の出題水準と国税専門官の出題水準には差があるため、まず地方上級レベルを仕上げた後に国税専門官向けの深化学習を進めるという段階的な進め方が有効です。
具体的には重要度の高いテーマはどちらの試験でも出題されるためまずは重要な頻出テーマから手を付けるようにします。
まとめ
地方上級で経営学を受験する場合は、まず志望自治体で経営学が出題されるかを確認し、出題傾向に合わせた対策を立てることが重要です。出題頻度の高い重要テーマを押さえた上で、情報の入手が可能であれば志望自治体特有の出題傾向に対応することが得点力向上の近道です。